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ジャケット/タイトル パッケージに関するデータ/コメント 曲の内容に関するデータ/コメント
シングル:君の誕生日

A面
君の誕生日
B面
散歩
1973年 5月10日発売 
マッシュルーム=デノン・レーベル(発売元:日本コロムビア)
レコード番号:CD-183-Z(スタンパーのマトリクス番号:SN-457/458)
価格:\500

盤レーベルはグレー・マッシュルームのままだが、ジャケットからデノン・ロゴが無くなった(これ以降、同様)。 内袋はデノン仕様のまま。
(盤レーベルと内袋についての詳細は、こちらを参照)

宣伝用シートが貼られたジャケットなお、ジャケットに宣伝用のシートが貼られたものもあった(右の写真/裏面には『GARO LIVE』予約の方に大型ポスター贈呈、などの告知あり)。

後には、同じレコード番号で、盤レーベルがブルー・マッシュルーム、内袋がコロムビア仕様の再発プレスがあった可能性があるが、現品未確認。

歌詩カード部分に以下のクレジットあり。
表デザイン=アムタック・ニッポン

「君の誕生日」の楽譜も掲載。
オリコン最高位1位(73年6月25日付の1週間)、同年の年間チャート12位、売上枚数452,000枚以上。

「学生街の喫茶店」のイメージが大きいとはいえ、最近ではガロを "一発屋"と記述するような例も見られるが、このように続けてオリコン1位を記録しているし、次のシングル2枚「ロマンス」「一枚の楽譜」もトップ10位以内にランクしているのだから、少なくても"2〜4発屋"とするべきでありましょう。
君の誕生日 (3分45秒)
作詩=山上路夫/作曲=すぎやまこういち/編曲=すぎやまこういち

録音時期には大野真澄が病気で入院していたため、堀内護と日高富明の2人でレコーディング(3声のハーモニー部分は多重録音のはず)。
リード・ヴォーカルは堀内だが、サビで日高との掛け合いになるところが面白い。

また、間奏で大胆にも前シングル曲「学生街の喫茶店」のメロディーが展開するアレンジは多少違和感もあるが、作・編曲者のすぎやまこういちが以前GSのザ・タイガースを手掛けていた際に、明治チョコレートのCMソングに自身が作曲したタイガース曲のフレーズをシームレスで紛れ込ませた手法を思い出させる。関連サイト「タイガース・ディスコグラフィー」の該当ページ参照

この曲はシングル用のもので、次月に発売されたアルバム『GARO LIVE』にボーナス・トラック的に収録されたのも同じスタジオ・ヴァージョン。

クレジットは無いが、『GARO 4』に収められた「君の肖像」と同じセッションだったはず。

この曲の有線放送用のシングル盤がある(ゆうせん YKS-043)。
B面は何故かザ・フォーク・クルセダーズの「帰ってきたヨッパライ」(1967年発売)で、レコード会社等も異なるが、フォーク系の3人組って共通項はある? まあ、有線用シングルでは珍しいカップリングではないが。
ジャケットはタイトルと歌手名のみがタイプ打ちされたモノクロ・コピーで、裏面には通常のシングル盤の歌詩部分がコピーされている(同仕様の「学生街の喫茶店」もあるが、そちらでは歌詩は未掲載だった)。
通常の音源が収録されているが、エンディングのフェイド・アウトがわずかに早い(同仕様の「学生街の喫茶店」でも、わずかに早かった)。

朝倉理恵、ワカとヒロ&ヤング101、湖東美歌&ヤング101、等によるカヴァーあり。 寺内タケシとブルー・ジーンズも演奏している。
1990年に成田勝による同名異曲なんてのもある。
散歩 (3分15秒)
作詩=山上路夫/作曲=村井邦彦/編曲=有馬すゝむ

この曲も「君の誕生日」同様、堀内と日高の2人で吹き込んだもので、サビはハーモニーだが、Aメロは4小節ずつ2人がソロを取る構成(1番は堀内→日高、2番は日高→堀内の順)。

なお、エンディングで楽器の音がわずかにノイズっぽく歪む。

「君の誕生日」と同じくシングル用の企画曲で、アルバム『GARO LIVE』にボーナス・トラック的に収録されたのも同じスタジオ・ヴァージョン。

クレジットは無いが、『GARO 4』に収められた「憶えているかい」と同じセッションだったはず。
このシングル発売前の3月頃に、ラジオの深夜放送で「君の誕生日」「散歩」「君の肖像」「憶えているかい」の4曲が流され、リスナーのリクエストによってシングル曲が決定されるというキャンペーンがあり、その結果「君の誕生日」「散歩」の2曲が選ばれた(ことになっている)。
残りの2曲は後にアルバム『GARO 4』に収録され、「憶えているかい」はシングル「一枚の楽譜」のB面としてシングル・カットもされた。
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