【かつての大井武蔵野館 上映番組の資料ページ】
この資料ページも大いに充実して行きたいと思いますが、ま、私の時間次第~
当時の写真やチラシ(特に1986年夏以降は当方に手持ちがありますが)をお持ちで
ご提供いただける方にも期待しております
とりあえず1981年7月19日オープン時のチラシ画像掲載中!
オープン時には私は新宿武蔵野館に勤務していたのですが、最初の大井武蔵野館支配人が実際のオープン直前までは新宿武蔵野館に席があったので、それで頼まれて、↓このオープン時の上映番組は、私が生まれて初めて組んだもの、ということで最初から縁があったように思っています

オープニングの2番組は安い特別料金での上映が可能だった邦人系の映画配給会社である東宝東和と日本ヘラルドそれぞれの配給可能リストからのセレクション

まず東宝東和作品では、鉄壁セットのジョディ・フォスターとダイアン・レインの天才少女対決!

続いて日本ヘラルド作品では、私が好きだった『砂のミラージュ』が配給期限直前だったので迷わずチョイス!
(ちなみに、当作品は日本での再配給は無いままで、ビデオやDVDも見当たらないようですが、また見てみたいゎね)
最初がエンターテインメント系2本立てだったので、今回は一応アート系を意識して、一応スコセッシ作品を併せました

続けては、まとめて約2か月分のプログラムを作る必要があったので、もう細かく分けずに、当時のアメリカの新世代監督ということで括って一気に組みました
アラン・パーカーとスコセッシはオープニング番組のセットから繋がっているし、アクション、ホラー、コメディ、SFと、幅広いジャンルの娯楽映画にアート系のアクセントもあるパッケージ

でも、エロ度は全然足りてないな~、大井武蔵野館らしくないぞ(笑)

ちなみに、私は三代目支配人として1986年7月に赴任することになります
↑このチラシの館名のように、当初2階の方は、にっかつロマン・ポルノ封切りの予定でしたが、地元の反対があったようで、結局はフリー番組になりました
組むプログラムが2倍になった訳で大変だったはずですが、結果的にはそれで良かったかと思われます
なお、「大井ロマン」との劇場名は、ロマン・ポルノ用ということではなくて、当時あった系列の新宿ロマン劇場(洋画封切り)と合わせたもの

とりあえず松竹系で公開中だったアニメ『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』、続いて8月には『男はつらいよ・浪花の恋の寅次郎/俺とあいつの物語』を封切り上映することになりましたが、お盆時期には結構な動員があり、以降、正月とお盆時期には『男はつらいよ』シリーズ等の新作封切りにも一時的に参加することになった次第

ただし、わざわざ館名を別々にするメリットは特に無かったのですが、やっと1988年4月から「大井武蔵野館1」(1階)と「大井武蔵野館2」(2階)に館名変更しました
↑このイラストで、中央の3階建てに見える建物が映画館本体、1989年7月に残念ながら映画館は2階だけになりました
向かって左側にあるポスター等を展示する壁のウィンドウ部分を全面ウィンドウとドアに改装したので、入って直ぐに長い階段になる『蒲田行進曲』の池田屋みたいな構造
そういえば屋上もあったけれど、向かって右側の非常階段で昇った記憶が無いことも無い程度、今度昇ってみようかな(笑)

左側はお隣さんの建物(のイメージ)、右側は当館付属のタワー駐車場
こうして見るとタワーがかなり目立つし、映画館の閉館まで同時営業していたのに、「そんなタワーあったっけ?」と、当時の記憶に全然残っていない方も意外に多いようです

↓こうして映画館部分だけを無理矢理アップしてみると、(建物自体に特に風情は無かったことも含めて)初期の雰囲気が少なからず甦りましたね~

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